トゥルーレビュー
声優になりたいあなたにとって、どの養成所を選ぶかは大きな決断です。
その中でも「インターナショナルメディア学院」は、全国展開の校舎やオンラインコース、現役プロによる指導など、充実した環境を誇ります。
デビュー実績も豊富とされる一方で、学費の高さやデビューの定義については賛否の声も。
果たして、この学院は声優デビューへの“近道”となるのか？
本記事では、学院の特徴や評判、費用、カリキュラムなどを徹底検証します！
インターナショナルメディア学院とは
学院の基本情報とその特徴
インターナショナルメディア学院は、2009年に設立された声優養成所で、全国19ヶ所に校舎を展開しています。
さらに、オンラインコースや海外校舎（ハワイ、香港）もあるため、国内外どこからでも学びやすいのが特徴です。
この学院は、特定の「なりたい声優像」に合わせた選択授業制を導入しており、個々の目標に沿ったレッスンを受けることができます。
そして学院長を務めるのは、アニメ業界でも有名な声優、堀川りょう氏です。
声優業界で著名な講師陣がそろっており、プロの目線での指導が受けられることが大きな特徴となっています。
一方で、学費はやや高めに設定されており、低コストで学びたい人には不向きとされています。
声優業界での評判
インターナショナルメディア学院は、声優業界で一定の評判を持つ養成所として知られています。
評判の一因として、デビュー実績の多さが挙げられます。
同学院では、3年以内にデビューした声優が1000人以上いるという実績が報告されています。
また、IAMエージェンシーが運営母体であり、自社でアニメ制作を行っているため、運営会社と密接な連携が取られている点も他の養成所とは異なる強みです。
ただし、一部ではデビューの定義や目標達成までの具体的な道筋について、不満を抱く声もあります。
それでも、所属審査が数ヶ月に1回の頻度で開催される点は、チャンスの多さとして業界内外から評価されています。
主な卒業生
インターナショナルメディア学院の卒業生には、現在も声優業界で活躍しているプロが多数います。
その中には、アニメやゲームなどのメインキャストを務めた卒業生も多く、業界内で重要なポジションを担う存在となっています。
学院が声優としてデビューするためのサポート体制を整えている背景が、こうした卒業生の実績につながっているといえるでしょう。
卒業後もIAMエージェンシーに所属し、安定的に活動を続ける人も多くおり、卒業生の活躍が学院の信頼性を高めています。
学費と費用の実態
学費の内訳と支払いプラン
インターナショナルメディア学院の学費は、他の声優養成所と同様に初期費用と月謝制を組み合わせたスタイルです。
初期費用は入所金として110,000円、そして教材費やその他の費用として別途110,000円が必要です。
また、月額の授業料は受講するコマ数によって変わるため、自分自身の学習ペースに合わせて費用を調整することが可能です。
さらに、特待生制度も用意されており、特待生に選ばれると学費の割引や無料受講といったサポートが受けられる点が特徴です。
また、支払いプランについても柔軟性があり、初期費用を一括で支払うだけでなく、分割払いも可能です。
これにより、学費を負担に感じることなく学びを進めやすい環境が整っています。
他の声優養成所との比較
インターナショナルメディア学院の学費は、他の声優養成所と比較するとやや高めと言われることが多いです。
ただし、高い費用は講師陣やカリキュラム、またデビュー実績といった学院自体の充実さに比例しています。
他の養成所では年1回のみ開催される所属オーディションが、インターナショナルメディア学院では数ヶ月に1回実施されており、デビューの機会が多い点も注目のポイントです。
また、全国に19カ所の校舎があり、通いやすいアクセスの良さに加えオンラインレッスンにも対応している点は、忙しい社会人や地方在住の方にとって魅力的な条件です。
同じ声優養成所でも、デビューまでのルートやサポート体制に違いがありますが、そういった部分でインターナショナルメディア学院の費用に見合ったメリットがあると評判です。
費用対効果の評価
インターナショナルメディア学院は、「費用が高めだが、その分の価値がある」と評されることが多い養成所です。
何より、入所から3年以内にデビューした卒業生が1000人以上という実績は、費用対効果の高さを示しています。
現役声優が講師として指導を行い、さらに少人数制での授業が採用されているため、受講生一人ひとりのスキルアップがしっかりとサポートされる環境が整っています。
また、デビューに直結するオーディションやインターンシップの頻度が他校よりも多いことも、費用対効果を高める大きな要因です。
「最短でプロへの道を進みたい」「確実にチャンスを掴みたい」といった明確な目標を持つ方にとって、インターナショナルメディア学院の費用は十分に投資する価値があるものといえるでしょう。
カリキュラムと講師陣の魅力
多彩なコースと内容
インターナショナルメディア学院では、声優を目指す個々のニーズに応じて選べる多彩なコースを提供しています。
例えば、「声優ベーシックコース」は初心者向けの基礎的なスキル習得に重点を置き、一方で「声優・俳優プロコース」はプロ志望者向けに高度なトレーニングを行います。
さらに、アイドル声優を目指す方には「アイドル声優コース」など、より具体的な目標に特化したコースも用意されています。
これにより、生徒自身の「なりたい声優像」に合わせて内容を柔軟に選択できるのが特徴です。
また、学校はオンラインコースも提供しているため、地理的制約なく学べる環境が整っています。
現役プロの講師陣による指導
インターナショナルメディア学院の講師陣には、業界で活躍中の現役プロの声優が揃っており、実践的な指導が受けられます。
学院長を務める堀川りょう氏はその一例で、アニメや映画、ナレーション業界での豊富な経験を生かした指導を行っています。
また、講師陣が直近の業界事情に精通しているため、最新のトレンドや必要なスキルを学べるのも大きな魅力です。
卒業生や業界内での評判も高く、プロ声優へのデビューを目指すうえで信頼できる環境が整っています。
少人数制のメリット
インターナショナルメディア学院では少人数制レッスンを採用しているため、一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導が可能です。
この形式により、生徒が自分の課題を認識し、しっかり改善する時間が確保されます。
また、講師との距離が近いことで質問やアドバイスを得やすく、安心して授業を受けることができます。
少人数制の環境で密度の濃い指導を受けられる点は、他の声優養成所と比較しても大きな魅力と言えるでしょう。
これにより、一人一人がより効率的にスキルを習得できる体制が整っています。
デビュー実績とその真相
デビュー率の実情
インターナショナルメディア学院のデビュー率については、公式に発表されている実績によると、入所から3年以内にデビューした声優が1000人以上いるとされています。
この数字は声優養成所の中でも非常に高い実績を誇っています。
さらに、所属オーディションの開催頻度が通常の養成所よりも多く、定期的なチャンスを提供しているため、声優としての第一歩を踏み出しやすい環境が整っています。
デビューの定義と現実
デビューの定義に関しては、インターナショナルメディア学院が掲げる基準がポイントとなります。
一部の評判では、ナレーションやアフレコに関わる小規模な仕事でも「デビュー」とカウントされることがあると指摘されています。
ただし、声優としての経験を積むという点では重要な一歩となります。
このため、デビュー＝主要アニメ作品の出演と考える人にとっては、期待と現実のギャップを感じるケースがあるようです。
そのため、入所前には「デビュー」の具体的な意味を確認しておくことが重要です。
インターンシップやオーディションのサポート
インターナショナルメディア学院では、業界への入口として重要なインターンシップやオーディションのサポートに力を入れています。
他の養成所では年に1回程度のオーディションが主流ですが、この学院では、数ヶ月に1回の頻度で所属審査やオーディションが開催されるため、挑戦できる機会が豊富です。
また、学院を運営するIAMエージェンシーがアニメ制作やイベント企画も行っているため、学ぶだけでなく業界との接点を増やせる仕組みになっています。
これらのサポートにより、声優デビューへの道筋が明確に描けるのが特徴です。
入所前に知っておくべき点
よくある口コミと評判
インターナショナルメディア学院に関する口コミや評判はさまざまです。
良い評判として挙げられる点は、現役のプロ声優による指導を受けられる点や、全国に校舎があり通いやすい環境が整っていることです。
また、オンラインコースも提供されているため地方在住者にも適しているという声が多く見られます。
一方で、悪い評判としては、入所後のメールや電話のやり取りがしつこいと感じる人がいることや、「デビュー」の定義が曖昧だとする意見があります。
特に、プロ声優としてのデビューが必ずしも保証されるわけではなく、これに不満を抱く受講生や退所者もいるようです。
向き不向きはどこにあるか
インターナショナルメディア学院への入所を検討する際は、自分に向いているかどうかを見極めることが重要です。
同学院の特徴として、実績ある現役講師陣による指導が受けられる点や、選択科目制により個々の目指す方向性に合ったカリキュラムを選べる点があります。
そのため、具体的な目標や強い意志を持った人にとっては最適ともいえます。
しかし、一方で学費が高めである点から、低コストを希望する方や短期間で費用対効果を求める方には不向きかもしれません。
また、継続的な熱意や努力が求められるため、自己管理が苦手な場合も適性を再検討する必要があります。
入所時の手続きや注意点
インターナショナルメディア学院への入所に際しては、いくつか確認すべき重要な手続きや注意点があります。
まず、入所金や教材費といった初期費用が発生するため、事前に費用の内訳をしっかり確認しておきましょう。
さらに、特待生制度などを利用することで一部費用を軽減できる場合もあるので、自分が特待生に該当するかどうかを事前に相談しておくと良いでしょう。
また、入所後は数ヶ月に一度開催される所属オーディションに参加する機会がありますが、このオーディションへの準備には相応の努力が必要です。
入所前からどのような目標を持ち、日々どのようにスキルを磨いていくかを明確にしておくことが、大きな差を生むポイントとなります。
そして、手続きを進める際には契約内容や費用について不明点があれば納得するまで問い合わせを行うことで、トラブルの回避につながります。
まとめ
インターナショナルメディア学院は、全国19カ所に校舎を持ち、オンラインコースや海外校舎も展開する声優養成所です。現役のプロ声優が講師を務め、選択授業制を採用することで、個々の目標に応じた学びが可能となっています。特に、デビュー実績の多さが特徴で、IAMエージェンシーとの連携により、在学中からオーディションやインターンシップの機会が豊富に提供されています。
一方で、学費は他の養成所と比較してやや高めであり、デビューの定義に関しては賛否の声もあります。小規模な仕事でもデビューとカウントされることがあるため、入所前にはその点を理解しておくことが重要です。少人数制の授業による密度の高い指導や、頻繁に開催されるオーディションは大きな魅力ですが、受講生には継続的な努力や自己管理が求められます。
この学院は、プロ声優としての道を本気で目指す人にとって、多くのチャンスを提供する環境が整っています。ただし、費用や授業内容をしっかり確認し、自分の目指す方向性と合っているかを慎重に見極めることが、入所を決める上での重要なポイントとなるでしょう。